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コートールド美術館展≪魅惑の印象派≫ [美術館へ行こう♬]

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思いがけず、早く仕事が片付いた日曜日の午後、
「カメラ持って散歩して来たら?」と主人。
「早く行かないと、可愛いアノ娘が(店に)来ちゃうから・・」と
ワケの分からないセリフで送り出されて。

さてどうしよう?横浜の外国人住宅は
まだクリスマスの飾り付けはしてないかしら?
それとも新宿御苑?浜離宮?・・などと目論みましたが
いつも行くのが会期終了まじかになってしまう、気になる展覧会♬
早目に行っておきましょう(╹◡╹)♡
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そっか~[るんるん]欅の木って紅葉するのが銀杏や桜よりも早いんだ~などと思いながら
お馴染みの上野の東京都美術館へ
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さて、世の中には古代から連綿と続く、多彩なパターンの美術の歴史があるのに
私達の世代が絵の勉強をすると言ったら、印象派の画家を、
お手本にすることが、まぁ~お約束のようなものでした。
先生方が絵を描く上での心構えを語る時も
「モネが・・ね」「セザンヌは、このいう〇〇を・・ね」
などと印象派の画家を挙げていました。

それだけ、美しいものに対する
どん欲な観察眼を持つ画家が多いのが印象派だったのかな?
良く分からないのですが、そんな訳で、
私にとっての仲良しの画家さんばかりの展覧会ですが
実物を初めて見る作品ばかりで、ワクワクでした[ぴかぴか(新しい)]

レーヨンの製造で莫大な富を生み出したというコートールドさんが
まだ印象派が世に認められてなかった頃に集めたと言う膨大な作品O(≧▽≦)O
なんで富豪さんは審美眼が磨かれるのかなぁ~
こんな作品を自宅に飾って眺めてるなんで富豪さんは良いなぁ~
などと思いながら見て回ります。

印象派の画家の作品の特徴は
絵具の色がストレートに現れていること。

ビリジアン、カーマイン、バーントシェンナ、クリムソンレーキ・・・[揺れるハート]
はぁ~ いいなぁ~(° ꈊ °)✧˖° 綺麗だなぁ~
絵は描かなくても絵具をパレットに並べているだけでも
幸せな気持ちになるだろうなぁ~って思ってしまう♬

ではでは恒例、気に入った作品のカードをご紹介[手(グー)]
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クロード・モネ≪花瓶≫1881
モネさん、途中まで描いて嫌になって放りだしちゃって
暫くしてから取り出して完成させた作品だそうです♬
わっかるわ~ こんな綺麗な花っていくら手を尽くしても
その綺麗さをキャンバスに写しとる事は難しいもの(;^□^A
とっても綺麗なピンクが目を惹く作品ですが
モネさんの苦悩も感じます[あせあせ(飛び散る汗)]

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ジョルジュ・スーラ≪クラヴリーヌの海辺≫
これは、カードにしちゃうと、とても残念な色合いになってしまうのです。
とても小さな作品ですが、
作品の前に立つ私達を瞬時に静かな明るい浜辺に連れていってくれるような・・
そんな、本当に魅力的な作品(⌒▽⌒)
思わず身を乗り出して、まじまじと観てしまいました[ぴかぴか(新しい)]

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アンリ・ルソー≪税関≫
ルソーさん、良いなぁ~[揺れるハート] この木の描き方
なんともユーモラスで、ほよよんとしていて・・
何の作為のなく自分の描きたいように描いているのかなと
感じさせて、なんだか和ませてくれます(∩_∩)
絵の勉強をしていた頃、私は技術も無く、下手だったのですが
先生が、「キミの絵はルソーみたいで良いねぇ」と
言ってくれたことが有りまして。(先生も学生を褒めるのに苦しんだのかな?)
それからルソーさんがお気に入りになっています(^、^*)

最後に、この展覧会メーンイベント、マネさんの作品
(ごめんなさい、ネットから借りてきちゃいました)


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女性の後ろの殆どの部分は鏡に映っている物だそうです。
右側の女性の後ろ姿とか、瓶の配置がおかしいとか、
いろいろ推理されている作品ですが

なんとまぁ~[揺れるハート] 女性の顔の可愛らしい事(^ー^)ノ☆*.。
きっとマネさんは、この女性が余りにも可愛いので
夢中になって描いてしまって
他の事は見えなくなっちゃったんじゃないかしらん?

駅のポスターや新聞などで何回も何回も観ている作品ですが
いざ実物の絵の前に立つと、女性の頬のピンクの美しさ、
褐色の髪の毛が、本当に丁寧に描かれている様子、
それから、強く主張している手前のオレンジ色の果物の鮮やかさ・・
そんな魅力がストレートに伝わってきて
鏡に映る位置が、どうのこうのってことは

どうでも良くなってしまうのですヾ(・ω・o)

贅沢な時間を過ごしました(*^。^人^。^* )
気になる方はどうぞ足を運んで下さいね!!
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≪クリムト展≫ウィーンと日本1900 [美術館へ行こう♬]

ずっとバタバタと、
なにかしらの予定に追われるように暮らして来たので
ゆったりした自分だけの時間は本当に久し振り[ぴかぴか(新しい)]

アールヌーボーやデコ、それからミュシャさんなどと仲良しになるにつれ
欧州の世紀末の美術様式、とても気になっています♬
そんな訳で、クリムト展、参戦してきましたよ(´^ω^)ノ
今年はオーストリアと日本友好150周年なんだそうですね!!
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展覧会はクリムトさんの学生時代の秀作から
同時代の作家さんの作品、
それから彼の作風の変化、日本美術に影響を受けた課程など
分かり易く丁寧に紹介してくれています♬


(クリムトさん生涯、結婚はされなかったそうですが
あらま、子供は十数人もいたんですって(;^□^A
お付き合いしていた女性がマーラーやシューベルトの奥さんになったそうで
世紀末のウィーン・・・う~~ん[あせあせ(飛び散る汗)]凄い事になっていたのね!!)

この時代の作家さんというのは、
自分の作品を評価してくれる方に
無条件で買い上げて貰うのではなくて
劇場の天井画とか裕福な人物の肖像画などスポンサーから
注文を受けて制作していたのね(;^□^A
やりたくない仕事や、出来上がったのに
横やりが入ってしまう様な事が多かったみたいですね。


現代の私達が見ても
赤面してしまうような官能的な作品が多いんですもの、
敵は多かったでしょうね(〃ー〃)

とは言え、そんな画家さんだからこそ
華やかで贅沢で、ストーリー性があって
少し暗い影も感じさせてくれる
魅力的な作品を残してくれたのでしょうね(∩_∩)
元々お気に入りでしたが、ますますファンになってしまいましたよ[るんるん]

ではでは恒例のお気に入りカード三枚[手(チョキ)]
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「ヘレーネ・クリムトの肖像」
彼の六歳の姪だそうです[るんるん]
綺麗に揃えられた髪の毛の様子、頭頂部の形の良さに目を奪われますね♬
ブラウスの白さも美しい愛情溢れる一枚です!!
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都会での仕事に疲れると、田舎にこもって
お気に入りの風景画を描いてストレス発散をしていたそうです。
風景画と言っても遠近法など説明的な部分は少なくて
装飾的にまとめているのがクリムトらしくて素敵ですね!!
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クリムトが、ベートーベンの第九の為に制作した壁画の一部です。
今回日本に来たのは原寸大の復刻版ですが
その大きさ、華やかさに圧倒されてしまいました。

実は我が家で暮れになると
良く聴いているグラモフォンのベートーベンの第九
ジャケットがクリムトの作品なんですねぇ~
雰囲気が合うから使われているのかな・・と思ったら
なんと、ベートーベンの第九の為に制作された作品だったんですねぇ( ̄▽ ̄)=3
(写真撮ろうと思ったら、何処かに仕舞っちゃったみたいで行方不明[あせあせ(飛び散る汗)]

世の中、そうだったのかぁ[あせあせ(飛び散る汗)]って思う事、
まだまだたくさん有って退屈しないですね(;^□^A
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上野公園は葉影がどんどん濃くなってきて・・[るんるん]

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フェルメール展行きました(〃ー〃) [美術館へ行こう♬]

(何回も書いているので耳タコの方は読み飛ばして下さいね[あせあせ(飛び散る汗)]

絵の勉強をしていた学生の頃、可愛がってくださったA先生
フェルメールの大ファンで、図録を開いては
「みてご覧、このカーテンを支えている棒の、なんて美しい事!!」
「牛乳の壺の奥の暗闇、僕は世界一美しい暗闇だと思うんだ[ぴかぴか(新しい)]
などと力説しておりました。
お陰で学生たちはフェルメールのファンになったのですが
何十年も前の事で、その頃フェルメールの作品を見たかったら
ヨーロッパやアメリカまで、足を運ばなければなりませんでした[飛行機]

そのフェルメール、日本で人気が出たお陰で
ちょこちょこと、やってくるようになり
居ながらにして目に出来るようになった・・というのは
とっても素晴らしい事です[るんるん]
キャッチコピーのとおり
「それはこのうえもなく優雅な事件」です!!

美術館としては、掟破りの入館料2500円[むかっ(怒り)]・・とか、
いつ行けるか分からないのに、入場時間帯を予約しなきゃいけない[むかっ(怒り)]・・とか
文句を言っている場合ではありません(⌒・⌒)ゞ
(済みません、ちょっと言っちゃいました!!)
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平日夜が狙い目だと言う事で
主人に都合をつけてもらって、ダッシュで上野まで出掛けました♬
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初めて入館する「上野の森美術館」
(↑外観はとりたてて有り難がるような風情じゃなかったので
西郷さんとイルミネーション載せておこっ♬)

憧れのフェルメールが観られるのだから
展示室が狭苦しい・・とか、
展示の仕方が格調高くない・・とか
ライティングの位置が無神経・・だとか
フェルメールの作品を飾っている部屋への
アプローチが遊園地みたい・・だとか
文句を言ってはいけません(;^□^A

それでも、予約制のせいで展示室は普通に歩けるような混み具合で
「絵の前に立ち止まらないでください」とか
うるさく言われなくて、心ゆくまで、
ゆっくり鑑賞出来たのは有り難い事です(⌒▽⌒)

ではでは、たいへんベタですが
お気に入りの作品のカードを・・
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これが、そのA先生が愛してやまなかった≪牛乳を注ぐ女≫です♬
永遠に流れ出るような牛乳の白さが美しい・・と言われていますが
私はむしろ、女性の厚い上半身の逞しさに惹かれてしまいました[ぴかぴか(新しい)]
エプロンや卓上の布の鮮やかなブルーも
とびきり美しいですねO(≧▽≦)O
長閑な光景なのに女性の後頭部のアウトラインのくっきりはっきりした様子が
緊張感を与えてくれて・・ドキドキしてしまいます[揺れるハート]
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≪手紙を書く婦人と召使い≫
この絵の前に立つのは二回目かな?
福岡伸一さんがフェルメールの作品を完璧にコピーした写真を展示された時に
この絵の中に自分が入りこめる写真を撮れるコーナーが有りました(⌒▽⌒)
窓から入る光線が照らす召使いの顔や婦人の被りものの、なんて美しいこと[ぴかぴか(新しい)]
テーマが解り易いぶん、感情移入出来て、お気に入りの作品です。

展覧会はフェルメールの作品だけでなく
同時期に活躍した画家の作品も展示されています。
フェルメールのお陰で
オランダが世界を股に掛け繁栄していた時代の
色々な作家の作品も鑑賞できるのが
なかなか楽しいものだなって思います♬

大慌てで出掛けた展覧会でしたが
充実の時間を過ごせましたO(≧▽≦)O

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名作誕生 ---つながる日本美術 [美術館へ行こう♬]

またまたブログアップの間が開いてしまいました。
書きたいネタはてんこ盛りなのですが・・[あせあせ(飛び散る汗)]

…奥歯を抜いて血が止まらず、ヘタレてしまったり‥
それにもメゲず熱海で温泉[いい気分(温泉)]を楽しんでしまったり‥
サッカーW杯で盛り上がって夜更かしをしてしまったり‥
近くに来たからと顔を見せてくれた
仲良しちゃん[ハートたち(複数ハート)]と居酒屋で盛り上がっちゃったり‥
大阪の地震ではブログ仲間さんが大丈夫かどうか‥
オロオロしちゃったり…

と、まぁ~ 忙しない一週間でした(+_+)
熱海などの報告は、また、おいおい書いていきますね[るんるん]
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さて、もう会期が終了してしまった美術展ですが
覚書のつもりで書いてみますね(^◇^)

企画を主催している朝日新聞を読んでいると
これでもかっ・・てくらい煽ってくれるので
お気に入りの若冲も展示されているというので、
どれどれ・・と訪ねてみました♬
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東京博物館は久しぶり♬
なんだか台湾の故宮博物館を連想させる
平成館の展示室に足を踏み入れると・・

あっちゃ~(´Д`)
しまった~[あせあせ(飛び散る汗)]仏像さんが林立しています!!

仏像さん、苦手なんですよ~ 
教養の下地が無いもんで説明されているものの
意味がよく解らない(+_+)
(美大の時には古美術研修旅行にも行ったのに
先生の説明はスルーしていたかも・・)
などとぶつぶつ独り言ちながらも観始めたところ
あらま(^◇^)なんだか楽しくなってきました。
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そっか~ 仏教の対象としてではなく、歴史や鑑賞の対象として

解説してくれるので,すごく解り易いんですね♬
薬師如来と普賢菩薩の違い、初めてちゃんと知りました^_^;

明るい所で観る仏像さんは、頼りがいのある頬や胸板の厚み
それから太ももの張り具合がとても魅力的で、惚れてしまったのです。
特に唐招提寺の伝薬師如来像[ぴかぴか(新しい)]かっこいいです!!さすが重要文化財です!!
何回も現地で見ているはずなのに、その魅力を勉強しなくてごめんね<m(__)m>

さてさて、ジャズのライブハウスなどに行くとよく
○○の××という曲をやります、とか言われますね。
例えば「チック・コリアのスペインを・・」
そのチック・コリアと言うのは作曲者でもなければ、
今演奏している人でもない・・
要するに編曲した人と言うことですが
ジャズに慣れないうちは、その言い方になんだか違和感を感じたものです。
一番評価されるべきは作曲者でしょ?と思ったのですが
だんだんジャズにハマってくると
チック・コリアのスペイン・・と言って紹介される流れがよく解るのです(^◇^)
(訂正:「スペイン」はチックコリア作曲でした(;^□^A
冒頭のアランフェス協奏曲の部分・・って書けば良かった[あせあせ(飛び散る汗)]
よーちゃん、ありがとm( __ __ )m )

今回の美術展も、日本美術が長らく中国の作品からの模倣を繰り返しながら
作者自身のオリジナリティが確立していった経過を解り易く
説明してくれます(^ω^)

なぁんだ(@_@;)さしもの若冲も、人真似していたのね。。
とガッカリしてしまうのは早計なんだということを
丁寧に説明してくれるのが嬉しいですね[かわいい]

日本美術は伝承される様式美なのだと
改めて勉強させていただきました。
いままで、この辺は食わず嫌いでしたが、
ちょっと仲良くなれた気がします(≧▽≦)
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今回はカードはお気に入りの2点
やっぱり若冲を選んでしまうのは我ながらミーハーだと思うけど
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色の美しさと画面全体を支配する、
息をのむほどの緊張感が好きなんですよ~[揺れるハート]

例によって閉館時間の案内に追われるようにして
焦りながら見て回りましたが
充実の時間を過ごすことが出来ましたよ(╹◡╹)♡
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Bührle Collection≪至上の印象派展≫ [美術館へ行こう♬]

花屋のおばちゃん、例によって
「母の日」の仕事のバタバタに追われてました~[あせあせ(飛び散る汗)]
ここ、何年かは配達も受けないし、
自分達の出来る範囲の仕事だけしよう・・とセーブしていますが
それでも、なにかと忙しないですね~

嬉しいのはブロ友さんが「近くまで来たから」と
母の日のお花をお買い上げ下さったり
仲良しちゃんが「母の日だから」と
差し入れを持って来てくれた事[ぴかぴか(新しい)]
疲れが吹き飛びましたよ♬

さて、今日は、やっとホッと一息(||´д`)o=3=3
途中まで書いていた記事をば・・

GWのプチお出掛け、第二弾[手(チョキ)]
Bührle Collection≪至上の印象派展≫
そのうち行こう、そのうち行こうと思っていて
会期終了間近に駆け付ける事になってしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]
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ここでお薦めしても、もうこれからは観て貰えないけど、
まぁ~カンベンしていただいて・・
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ところで、こんなに有名な、教科書に出て来るような
作品を集めてらっしゃるビュールレさん、
あまり聞いたこと無いですよねぇ~
(それはお前が不勉強だからだ・・と言われちゃうかもしれないけど)
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入口近くに彼の邸宅に印象派の作品をたくさん飾っている写真があり
なるほど、凄いお金持ちなんだなぁって理解しました。
貴族だったとか大きな会社のオーナーなのかなぁ~と
訝りながら解説を読んでいるうちに、あらまぁ~( ̄△ ̄;)
・・・ちょっとシンとしてしまいました。

ビュールレさん、武器商人で第二次世界大戦の時に
敵味方構わず商売をされたそうです。
集めた作品の中にはナチスがユダヤ人から略奪したものも
有ったそうです。後で返還されたそうですが
莫大な資金力にモノを言わせて、また買い取ったそうです。

そこまで理解した時に、
なんだか身体中の力が抜けてしまいましたが
せっかく、こんな素晴らしい作品が
たくさん遠い国からやってきたのに
しっかりみせて貰わなくては・・と

モネにマネ、シスレーにドガ
ゴッホにセザンヌにルノワール・・・
学生の頃から慣れ親しんだ
お馴染みの印象派の画家さんの作品ばかり[ぴかぴか(新しい)]
そうか、よく考えてみると若い頃行った
欧州美術館巡りでは出会えなかった作品ばかりなのね!!

それでは恒例の
私が気に入った三枚の作品のカード[るんるん]
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エドゥアール・マネ≪燕≫
低く飛ぶ燕も遠くの風車も風を感じさせ魅力的なのですが
何と言ってもパッと目を引くのは女性の服の色(^、^*)
特に左の女性の黒い服の美しさといったら・・・[ぴかぴか(新しい)]
さすがマネさんです♬
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クロード・モネ≪ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑≫
これは、もう・・絵のまえに立った途端
鮮やかな赤の色に瞬時にひき込まれてしまいました[かわいい]
モネさん、この綺麗な色をどうやって出したらいいんだ!!と
悶々と苦悩しながら描いたのでしょうねぇ[あせあせ(飛び散る汗)]
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ふふ♬紫陽花、カードの中の色と同調しちゃった=^-^=
フィンセント・ファン・ゴッホ≪花咲くマロニエの枝≫
ひまわりや糸杉が有名なゴッホさんですが
私は彼の描く白い花が大のお気に入り[ハートたち(複数ハート)]
明るく優しい白い花を見ていると嬉しくなります♬

さてお次は、この展覧会で唯一、写真撮影が許されていた
クロード・モネ≪睡蓮の池、緑の反映≫
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とは言え、う~~んと大きな作品ですもん。。
一枚に収まる訳も無いし、絶えず人が居るし・・
(まぁ~綺麗に撮れたからって何をすると言う訳でもないですが・・)
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カメラは諦めて、遠い所からやって来てくれた色鮮やかな睡蓮を
心ゆくまで堪能しましたよ[るんるん]

色々考えさせられた展覧会ですが
観終わっての充実感は、たっぷりでしたよ(^ー^)ノ☆*.。


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ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜 [美術館へ行こう♬]

前にも書きましたけれど

ブリューゲルには楽しい想い出があります[るんるん]
若い頃、研修で訪れたマドリードのプラド美術館!!
(なにしろロクに勉強もしないで入館したもので
どんな作品があるか良く解らず、
気合いを入れて回っていた訳では無いのですが)
薄暗い狭い小部屋に飾られていたブリューゲルの作品に目を奪われて
しばらく、その場を動けなかったのですO(≧▽≦)O

ただ残念な事に作品の題名が記憶にない(+д+)
画面全体を白が支配していたこと
スケートしている人がいる遠景・・という記憶があるので
有名な「雪中の狩人」かなぁっとも思うのですが
この作品はウィーンの美術館収蔵なんですよねぇ~(・◇・)?
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↑これは、ネットでお借りしました(;^□^A

一ヶ月間、あちこちの美術館を観て歩き
今でも強く印象に残っているのはルーブルのドラクロアと
そのブリューゲル[ぴかぴか(新しい)]特別好きだと意識した事がないけれど
強いインパクトを与えてくれる作家さんなんですねぇ~[るんるん]

さて、そのブリューゲルが昨年に引き続き、またやってきました
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前回は「バベルの塔」に焦点を当てた企画でしたが
今回はブリューゲルさん一家のお父さん、兄、弟、その又息子
それから孫やお弟子さん達の個性や仕事振りを
丁寧な解説付きで説明してくれます(⌒▽⌒)
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少し前に高名な画家さんが模倣をしていたと話題になりましたし
ネットの世界ではパクリという行為が厳しく断罪されていますが、
ブリューゲルさんの時代、多くの作品は
工房と言われるところで生み出され、息子や弟子たちは
師の作品のテーマや構図、色合いを、そのまま踏襲していたのですね。
オリジナルであることに拘らず、
前景は師匠が描き、遠景は弟子が描く・・など
かなり鷹揚な作業だったようです。

その中でも息子や孫たちは自分の個性を見出し
お金儲けの為に売れる作品を量産したり
自然を愛でる作品や
農村の暮らしを生き生きと描いた作品を
残していったりしていたのですねぇ~(╹◡╹)♡

この展覧会のお陰でブリューゲルさん一家の構成
それから仕事ぶり、良く理解できましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ

さてさて恒例のお気に入り三枚のカード[手(グー)]
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≪最後の審判≫
ピーテル・ブリューゲルさんが下絵を描いた彫版、エッチングですね~
ボスの影響を受けたブリューゲルさん
手前にたくさんのシュールな生き物を置き
天使や神様もなんだか、おどろおどろしい( ̄△ ̄;)
うわぁ~[あせあせ(飛び散る汗)] やだなぁ~と思いながらも目が吸い寄せられます。
(ところでボスのファーストネームの“ヒエロニムス”って聖人の名前なんですね~
聖書の勉強をちゃんとしてない人間には馴染みがないので
なんで、この絵の中にボスが居るんだ?などと、混乱してしまいます)
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アブラハム・ブリューゲル≪果物の静物がある風景≫
果物が題材として描かれるようになったのは
この頃からだそうですね~ 1670年?
そんな時代に、こんな豊かに果物を揃えられたのかな?
ポスターになった絵のチューリップとかを見ても分かる様に
この頃のフランドル地方、お金持ちだったんだなぁ~('ー')
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ピーテル・ブリューゲル2世≪鳥罠≫
いかにもブリューゲル・・といった一枚ですね。
同じ様な構図の作品がたくさん有るそうですよ。
長閑な風景を描いてるように見えて
日常の危うさを警告しているのだそうです。
スケートしてる人の近くには取水用の穴が有ったり
鳥には罠が仕掛けられていたり・・・
解説を読まないと分からない事ってありますよねぇ~[目]

ブリューゲル展、4/1までですので気になる方はお早めに!!
バベル…ほどは、混んでないと思いますよ~(⌒▽⌒)


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ヨコハマトリエンナーレ----2017----③ [美術館へ行こう♬]

美術館のお部屋、作品ごとに区切られていたり
オープンだったり・・

なんの予備知識もなく足を踏み入れた展示室で
たくさんの若い人が巨大なスクリーンに見いってました。

横20mくらいはあるかな?
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アニメともCGとも、違うような・・乱暴な言い方をしたらゲームの画面のような
映像が展開されています。
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どうやら、人類が滅亡した後、犬と人間がコンタクトを取る様子を
表現したものらしいのですが・・(う~~む、花屋のおばちゃんには理解不能・・)
流れの中でのクライマックスで
映像がぐるんぐるんと異常に回転し始めると
今まで楽しそうに見ていた若い観客さん達
慌てて去っていきました(@_@)

視覚が安定しないと、平衡感覚が狂い、みんな気持ち悪くなるのかな[あせあせ(飛び散る汗)]
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視覚をだました作品は、これも面白かったですよ♪

長いトンネルが現れるのですが
どうみても壁の向こうは、そんな長くない[るんるん]
鏡をうまい具合に組み合わせたのは解るのですが
保護用のガラス以外には、自分が映らない((+_+))
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どうなってるんでしょ~ね?
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この・・世界中の国の置かれている状況に対する考察も面白かったけど
考えこんじゃいそうなので、さらっと鑑賞[るんるん]
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こういう生理的に不安感を感じさせてくれる作品も
結構好きだったりします(''ω'')ノ

会場、三か所あるのですが
この日は一か所のみ♬
時間を見つけて、また行きます[手(チョキ)]

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ヨコハマトリエンナーレ----2017----② [美術館へ行こう♬]

前記事の続きです[るんるん]

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トリエンナーレ、毎度のコトですが意表をつく作品が多くて
なんだか辟易としてしまう[あせあせ(飛び散る汗)]
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こんな・・・小ぶりの木を抜いたものが太鼓の上に横たわっていると
訴えるものが私に、ストレートに伝わらなかったとしても、なんだか安心してしまう((+_+))

そんな中で、なんだか楽しくて、目を離せなかったのが・・
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これ♬
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ロンドンのテロに対する抗議の為の作品だそうですが
無邪気に遊んでいる、おちびさんたちの笑顔を見ていると和んでしまう[るんるん]

それから・・・
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閉館時間が気になって、ゆっくり見てられなかったけど
こんなキャラクターが展開する人形劇[ぴかぴか(新しい)]
完成度が高くて・・うん[手(グー)]やってくれちゃうねって感動ものでしたヽ(^o^)丿


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ヨコハマトリエンナーレ----2017---- [美術館へ行こう♬]

カナダの記事が少しも進んでないのに
あっちにウロウロ、こっちにウロウロしているおばちゃんです[あせあせ(飛び散る汗)]
旅行記は、どうやら年内終了・・・を目的とする・・かな?
(気が長いです(*ノωノ) )

・・で、トリエンナーレ[ぴかぴか(新しい)]
現代美術は、どうも得意じゃないおばちゃん。。。
思想とか、災害、戦災に対する主張が
ドドンと迫ってきて、製作された方のエネルギーに圧倒されたり
押しつぶされたりして・・
見終わると、なんだか、へとへと・・してしまう(@_@)

でもね、新聞とかテレビのニュースを見るくらいのスタンスで
肩のチカラ抜いて見られたらいいな・・と、毎回通っています(*^▽^*)
(3年に一回だしね)
作品の解説などは、公式サイトを見て頂くとして、
こんなだったよ~と伝えるお喋りの感覚で・・[手(チョキ)]
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メイン会場の横浜美術館の入り口には
内戦から逃れて海を渡り、受け入れ国を目指した方々が着用してらした
ライフジャケットやボートが据えられています。
土で汚れていたり、色が褪せていたり・・・
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さんざん報道されていた、かのシーンが蘇り、なんだか、言葉を失ってしまう。

気をとりり直して入場券を購入して会場に入ります。
たぶん、ボランティアの方?お世話係さんがたくさんいらっしゃいます。

「写真撮ってもいいですか?」
「はいはい、いくらでもどうぞ[るんるん]
「あら良かった[ぴかぴか(新しい)]
などという会話の後、私がその方から離れると
「いくらでも、撮って良くないですよ!!注意点を言わなくちゃ」と
叱られてました((+_+))悪いコトしちゃったかな?

どうやらね、作品を撮る時は観客や背景を入れる・・とか
ストロボを点けないとか、三脚は使わないとか・・決まりゴトが有るようなんです。
真面目なおばちゃんはストロボが付かないオートモードで撮ってみます[カメラ]
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まずは、会場の中央にどどんと鎮座してます、しめ縄のような、ナウシカのオウムのような作品・・
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インドネシアの方が竹で創られたそうですよ♬125 (500x333).jpg
ふふ♬どっから撮っても全体像は掴めないけど
なんだか楽しい[るんるん]
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こちらは目の検査をイメージした作品♬
色の違うウニの仲間を並べたそう♬
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こちらは突如現れるオタク文化♬
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あっ、わたし、この目が滲んでくるような写真、
好きだなぁ[るんるん]って思ったらマン・レイの作品でした。
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化石のネックレスなんですよ。
世界のあらゆる場所から採取されたものですってO(≧▽≦)O
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現代美術は、とっつきやすいと思われるせいか
お子さん連れの方も多く、実際楽しく遊べる作品も多いのですが
時々、R15指定されてしまう様なものもあり、
あ~あΣ(O_O;)こんなおチビさんが、まじまじ見ていていいのかしら?と
焦ってしまうコトも・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
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マレーシアの伝統的な織物の作品だそうですが
良く見ると、排水溝用の網や、箒などの家庭用品が使われていて
発見するのが、なんだか楽しいO(≧▽≦)O
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続きはまた、この次ね(^、^*)

この展覧会は11/5までですので気になった方は
どうぞ、お出掛け下さいね[るんるん]






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ボストン美術館の至宝展―東西の名品、珠玉のコレクション [美術館へ行こう♬]

いつも美術展の話で盛り上がるお得意様からチケットを頂きました♬
「当たったんです♬」と[るんるん]

まぁ~有り難い[るんるん]と、時間を作って駆け付けましたよ(≧◇≦)

ところがね、毎度お馴染み都美術館の入り口の辺り、
なんだか、いつもに比べると閑散と・・
そう言えばチケットをくださったお客様も「空いてましたよ~」って。
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ゴッホさんも、モネさんも、ドガさんも、
どどんと、いらっしゃっているのに
世間のこの関心の低さは?
(個人的には空いてる方が嬉しいけれど( 一一) )

きっと、どなたか・・・こういう催し物を煽る方の気合が
入ってなかったのかな?

まぁ~そんな勘繰りはさておき
・・ボストン美術館、歴史の浅いアメリカの美術館が
たくさんのコレクションを集める為に
有能な、また資金力のあるコレクターが活躍をして
古代エジプトや中国、また日本の作品を収集したそうです。

展示されているブロックごとに
作品を集めた方が紹介されており
なるほど~[ぴかぴか(新しい)]この方々が美術品を集める過程には
色々なドラマが有ったのだな・・と
想像させてくれて楽しめます(*^▽^*)

さてさて、それではおばちゃんが選んだ
恒例、三枚のカード[かわいい]
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ポール・セザンヌ、≪卓上の果物と水差し≫
はぁ~[あせあせ(飛び散る汗)] いつまでもセザンヌさんばかり、
気に入り過ぎていては
広い視野が持てない・・と解っているのですが
この、ごろんごろんと可愛らしい果物・・
それからテーブルクロスの青の美しさに見とれ・・愛しく思ってしまいます[揺れるハート]
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クロード・モネ≪アンティーブ、午後の効果≫
はぁ~ またまた印象派を挙げてしまう解り易いおばちゃん(/ω\)
だってねぇ~ この広く明るく、悠々とした様はどう?
きっと、たくさんお色をカンバスに留めるのが
嬉しくてたまらない・・とモネさんは思っていたわね♬
こんな絵を眺めていたら小さい憂い・・など忘れてしまうわね[手(グー)]
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酒井抱一≪花魁図≫
完成度の高さから、
この作品は実は製作者の師匠のものではないかと解説に有りましたよ。
作品全体の色の配置、バランス、
人物のポーズのきゅっとした緊張感・・素晴らしいなぁ[るんるん]って
惚れこんじゃいました(≧◇≦)

もちろん、ポスターになっているゴッホさんの作品も
本当にもう綺麗で
大いに気に入ってほくほくなひと時でしたよ。

それから、ここだけの話ですが
この展覧会で一番お客さんが熱心に見ていた作品は
現代美術の動画で果物がだんだん腐っていく過程を早回して写したものでした(*^-^*)
なんだか可笑しくて笑ってしまったけれど
私もしっかり観てしまいました[るんるん]


会期はまだまだ有りますので
気になる方はどうぞいってらっしゃいましヽ(^。^)ノ

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